二分の一成人式で感じたこと

この2月、子どもの小学校で二分の一成人式がありました。

小学4年生が体育館で、将来の夢や今までの成長の歩みを、呼びかけ方式で保護者の前で発表したり、歌や合奏を披露するものでした。

10歳まで健康に成長し、ここまでできるようになったとか、きちんと将来の夢を考えるようになったとか、いろんな思いがあると思いますが、私が一番感じたことは、そんな感傷的なことではなかったです。

これからの10年は、子どもとの向き合い方の方向転換をしなければ!密着から見守りへ舵をきらなくては!というものでした。

 

この10年、娘と私はかなりの密着度合いでした。平日の夫は三食子どもと食事することはなく、ほぼ土曜も仕事、そのため密着がゆるくなるのは日曜だけ。

ママ大好きな娘は日曜だってベッタリでした。

娘が歳を重ねるごとにその密着度合いは少しずつ軽くなっていったけど、精神的にはそんなに変わらない。

そんな生活を気づけば10年してきたんだな~。知らないうちに当たり前になっていたこの母子密着。

でも、ここが節目。二十歳の成人式までの残り10年で、少しずつその密着度合いは低くなっていくはず。

これからは友達付き合いにシフトしていくでしょう。

 

二分の一成人式って、もちろん、ここまで健康に育ってくれた子どものお祝いではあるけれど、それだけではない、親にとっては子育ての分岐点。

これから子どもは少しずつ離れていくよ、いつまでも子ども扱いするんじゃないよという警告のようにも感じたのです。

特に、私みたいにいつも子どもと一緒の仲良し親子にとっては大事な警告。

私も少しずつ子離れして、自分の世界を広げていかなくちゃ。

子どもに負担に思われるほど悲しいことはありません。

大事な警告を受け取って、毒親にならないように、子どもの自立を促しつつ、愛情をもって見守っていきたいと心に決めたできごとでした。