コロナ禍と歯列矯正と

昨年の10月、娘の歯列矯正が終了しました。

マウスピースタイプの矯正でしたが、食べるときにはずす他は、ほぼつけていました。

始めたのは4年前、2019年12月から。

娘はあごが小さい割に歯が大きくて、屏風のような歯並びをしていました。

だいぶ大人の歯が出揃った頃、娘と何度も相談し、意を決して歯科に行きました。

小児歯科医には本人の意志を確認され、「もう一度家で話し合ってください」とダメ出しを受けました。

娘は覚悟を決め、再度歯科に行き、矯正は始まったのでした。

ああ懐かしい。

 

あごを毎週少しずつ拡げて、少しずつ歯が並ぶスペースを作るというもの。

マウスピースの真ん中にネジがあり、毎週土曜日に一回回して幅を拡げていました。

上顎→下顎→下顎の奥歯と3回マウスピースを作りました。

 

夜中に痛くて「ママ、痛いからはずしたい」と泣きながら訴えたことも二度ありました。

でも我慢強い子で、文句を言いながらもがんばってきました。

矯正を始めてしばらくしてコロナ禍になり、マスクが当たり前の生活になって、矯正が目立たなくなったことはラッキーでした。

そして昨年コロナも5類になり、マスクを外す機会が増えてきたところで無事矯正は終了しました。

中学校の林間学校直前の終了でした。

宿泊で友達に矯正外したり洗浄したりするのを見られたくない!と言っていた矢先だったので、これも本当にラッキーでした。

 

矯正以前の娘はあごがシュッと小さくてとがっていてかわいかったのですが、今はほとんど面影はありません。

良いのか悪いのか。

でも、きれいな歯並びになって、歯磨きも上手になって、これからの人生にはぐっとプラスになることでしょう。

 

下顎の奥歯の矯正も最後という頃、先生が「奥歯のかみ合わせが合ってきたね」と話してくれました。

え?それまで合ってなかったってこと!?

そういえば、ものすごく食べるのが遅い子だったのが、その頃からだいぶ早くなってきたのを思い出しました。

食べ盛りだからと思っていたけど、かみ合わせが良くなってスピードが早くなったのね。

本当に目からウロコでした。

 

中2の娘の周りには今から歯列矯正を始めた子がちらほらいるそうです。

ブリッジにする歯列矯正

中2の今からではあごを拡げることはできません。

マウスピースであごを拡げられるのは小学生までだったと思います。

成長の早い子は低学年のうちなのかもしれません。

娘は遅い子だったのでよかったのかも。

歯並びのタイプによっても違うし。

 

費用は約30万円+毎月の検診5500円。

5500×12×4=242000円と合わせて542000円。

洗浄剤なども合わせたら60万円くらいでしょうか。

きっとかなり安く終わったのだと思います。

 

でもでも、本当に娘はよくがんばった!

周りには誰もいなかったけど、文句言いながらもがんばった!

これからは自分の管理がそのままはね返ってくるから、いつまでも歯を大切にしてほしいな。